内装

うわべだけじゃない、タタミのはなし―JR茨木店―

昨年末にチラシに載せたタタミの内容を見て、お客様から「和室のタタミを替えたい」とご要望がありました。

タタミのリフレッシュには、裏返し、表替え、新調・・・があります。

 

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そして、タタミの表面(畳表)には、

イ草(国産、中国産)、和紙製、樹脂製、・・・などなど、今は選択肢もさまざまです。

メイドインジャパンのこだわりや、カラーのこだわり、肌触りや質感、いろんなポイントがあるんです。

私どももそのポイントについては勉強もしたり、コーディネートしたりしてきたつもりなのですが、今回のお客様のご要望は、『タタミの芯からいい畳にしたい。今までの畳は、足が痛いのよ』でした。

タタミの芯。

つまり「畳床」のことですね。

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畳床は、建材ボードのみ、もしくは建材ボードと断熱吸湿材と組み合わせたものが、昨今は主流になっています。

持ち運びが軽量で、お値段もお求めやすく製作できるからです。

 

ですが、お客様のおっしゃる「足が痛くない」畳床というのは、建材ボードの畳床ではなく、昔ながらのワラを使用した畳床でした。

産地や、素材、色のコーディネートで、さんざん「畳表」のお話はしたことがありましたが、畳床はいつも、主流のボードタイプのものを使ってきました。

今回は、「畳床」がまずメインの宿題。

 

ワラばかり使うと、ダニに狙われやすくなったり、非常に重量が増したりします。

今回は、ワラと、断熱吸湿材の両方のいいところを取り入れることにしました。

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ワラが“天然のバネ”の役目をしてくれ、「こんなに違うの!?」というほど柔らかなクッション性になりました。これは、踏んでみないとわからない 体へのやさしさ・・・

 

そして、もちろんタタミの「表面」にもこだわりました。

昔ながらのイ草がお好きなので国産のイ草。クマモンのふるさと、熊本県ですくすく育ったイ草の畳表です。

タタミ (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

こだわりはイ草の産地だけではなく、麻糸と綿糸をダブルで使って、4本で織り上げているものを選んだということ。

(一般的なものは、綿糸だけの2本使いです)

タタミ (1)

 

 

 

 

 

 

 

 

綿糸よりしなやかで強く、少し太い麻糸。この太い麻糸を使い、糸の本数を増やすことで、「畳のうね」が小高く、よりクッション性に優れたふわりとした仕上がりになるんですね。

はは~。

タタミの世界も奥深いです。

 

と、いうわけで

今回、「畳床」のクッション性 + 「畳表」のクッション性 の、W効果で、非常に足にやさしく、正座をしても痛くない、すてきなすてきなタタミ入替工事となりました。

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同時に、

「うわべや色のことばかり知ってたらダメだなぁ」と、またひとつ反省し、

よい勉強になった機会となりました。

 

さあ、すてきなタタミの話、今なら知識の引き出しが増えています!!

ブログでほんの、おすそわけです。